ダニ取りシートって本当に効果があるの?それとも気休め?
夜寝ているうちにダニ刺されたり、体がムズムズかゆくなったり、梅雨の時期になって急に鼻水が止まらなくなったりするとダニ対策のためにダニ取りシートを使ってみたいと思う方もいると思います。
しかしダニ取りシートというのは本当に効果があるのか、ひょっとしたら気休めなのではないかと心配になりなかなか使えないという方も多いと思います。
そこでこのページではダニ取りシートは本当に効果があるのか、どんなダニシートなら効果が期待できるのか、ダニシート以外のダニ対策と何が違うのかについてみていきたいと思います。
ダニ取りシートは本当に効果があるの?
ダニ取りシートに効果があるのか考える前に、ダニ取りシートはどんな仕組みでダニを集めるのか知っておいた方がいいと思います。
まずダニ取りシートはダニを餌の匂いでおびき寄せて、シートの中の粘着テープでくっつけて殺したり乾燥剤で干からびてミイラにさせたり、というような方法でダニを殺します。
薬の成分などは使われておらず直接ダニを殺す力はありませんが、ダニが捕らえられて逃げ出すことができなくて死んでしまいます。
この仕組みはゴキブリホイホイと同じと考えることができます。
ゴキブリホイホイは真ん中にゴキブリが好む匂いがする餌を置いていて、周りに粘着シートを貼り付けています。
ゴキブリが餌の匂いにおびき寄せられてゴキブリホイホイの箱の中に入ると粘着シートに足がついて離れなくなってしまいます。
それでスプレー剤のように殺虫効果はないのですが、ゴキブリを殺すことができます。
ダニ取りシートはこれと全く同じです。
ダニ取りシートはゴキブリと違って大きさがとても小さいので取ったダニを見ることはできません。
それで取れているのか心配になりますが実際にはちゃんと捕獲できているんですね。
安いものでは効果がないことも
しかしダニシートならどれでも効果があるという訳ではありません
中には全くダニが取れないシートもあります。
効果がないダニ捕りマットを見分けるコツとしては、ダニを実際に捕獲している検証データがあるダニ取りシートを選ぶということです。
ダニ取りシートはメーカー以外の第三者機関がダニが実際に取れたかどうかチェックしているものと、全くチェックをしていないものがあります。
激安のダニ捕りマットには捕獲実験を行っていない粗悪なものも中にはあります。
ですので、しっかりと効果を得るためには第三者研究機関がしっかりとダニの捕獲実験を行っているものを選んだ方が良いでしょう。
他のダニ対策グッズとの違い
ダニ取りシートは他のダニ対策グッズとどのような点が違うのでしょうか。
ダニよけグッズ
まず区別がつきにくいのがダニよけシートやダニよけというものです。
ダニよけシートというのはダニが嫌がる匂いがついていて、布団やカーペットのダニが気になるところに置いておくとダニが寄りつかないというグッズです。
ダニ取りシートとの違いは、ダニよけシートはダニを寄せ付けない効果はありますが、直接ダニをとらえて殺してくれる効果はありません。
ですので、ダニを捕獲して駆除することはできずダニの量が減りません。あくまでも寄せ付けないためのグッズだということです。
くん煙剤や殺虫剤との違いは
ダニよけグッズは燻煙剤や殺虫剤など他のタイプもありますが、どのような点が違うのでしょうか。
一番大きいのは殺虫成分・化学薬品を使っていないという点です。
燻煙剤や殺虫剤はダニを殺すために化学薬品を使っています。それでダニを直接殺すことができます。
メリットはすぐ効くこと。燻煙剤や殺虫剤はダニをすぐに殺して即座にダニ駆除することができるというメリットがあります。
その反面殺虫成分を使っているので赤ちゃんやペットがいる場合は影響が心配だという点もあります。
一方ダニ取りシートは殺虫成分は使っておらず赤ちゃんやペットに安全です。
しかしダニを集めるまでに3週間の時間がかかるデメリットがあり、今すぐダニをなんとかしたいという方には効果が出るのに時間がかかりすぎます。
ダニ取りシートは決して気休めのものではありません。
第三者機関が効果が検証しているものなら確実にダニを駆除することができます。
ですが、時間がかかるなどデメリットもありますので、ダニ取りシートやダニよけそしてくん煙剤や殺虫スプレーなど使いたい場面に応じて適切なものを選んでダニ対策をしていければと思います。